9月 2024

長野県木曽郡上松町立上松中学校で問を創る授業の研修会をしました。

2024年8月22日(木)に、長野県木曽郡上松町立上松中学校で問を創る授業の研修をさせていただきました。先生方はとても熱心に取り組んでいらっしゃいました。校長先生より、研修会に参加された先生方の感想を送っていただきました。校長先生のお許しをいただいて、ここに掲載させていただきます。

8/22 校内授業研修感想

◇「問いのタネ」を創る授業をどのように展開したらよいのかわからずにいましたが、具体的な「タネのつくり方」を細かくレクチャーしていただき、見通しをもつことができました。問いを創る前に重要なのは、「単元や授業のねらいを把握する」ということであることをお聞きし、問いを創ることが目的意識になりつつあったので、改めて授業づくりの根幹に立ち返ることもできました。「情報量が多いと問いは拡散する」という注意点は、日常の中でも「与える情報量の調整」が必要だと感じているので共通する点だと感じました。大変わかりやすく、これならできる!と思え、やる気の出る石黒先生のご指導を受けることができ大変ありがたかったです。教えていただいたことを実践できる今学期にしていきたいと思います。ありがとうございました。
◇問いを作ってから、それをどうやって回収していくのかということについて難しいなと感じていたところだったので、大変勉強になりました。お話を聞いていくうちに問いを回収していくことも大切ではあるけれど、教師がすべてを回収しなくてもいいということに少し安心しました。まず、生徒がどんな反応をしたり問いをもったりするのかという教材研究はどんな単元でもやっていくべきことだと思い、2学期にどんどん実践していきたいです。
◇最初に、授業づくりの根幹に関わることをわかりやすく丁寧に説明していただき、2学期の授業づくりで大事にしたいことと重なる点が多く、勇気づけられました。現行の学習指導要領では学習の基盤となる資質・能力に「問題発見」が加わりました。昨年度まで指導主事として各学校で話してきたことが間違っていなかったことも再確認でき、非常によかったです。「問いのタネ(不思議のタネ)」つくりの演習、子どもたちがどんな問いをもつか想定し、実際に職員同士で話し合う活動、行ってみて、問題を焦点化するためのポイントがよくわかりました。授業づくりでは、子どもの思考を想定する、若い先生方にはかなり勉強になったと思います。「その問いは誰の問いか」この言葉に尽きると思います。あくまでも探究する力を育むための入口である「問いづくり」今後も大事にしていければと思います。今回の研修会で、イメージがもて、その後行われた木曽郡の研究主任会では、国語・理科で「問いづくり」の場面を公開することができ、研究主任の先生方の授業づくりに一石を投じることができました。今後、さらに高めていくための1つの手段としてロイロノートを導入し、授業改善に向け、確実に動き出したことを実感しております。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。

岸和田市立野村中学校が、「子どもの良さを認める指導」の実践を行動分析学会でポスター発表しました。

大阪府岸和田市立野村中学校では、昨年度より、「子どもの良さを認める指導(スクールワイドPBIS)」を導入し実践してこられました。そして、2024年9月13日(金)〜16日(日)に駒澤大学で行われた、日本行動分析学会2024年度年次大会第42回年次大会において、岸和田市立野村中学校の先生方が、いままでの実践をポスター発表されました。ポスター発表の時間は2時間でしたが、多くの方に関心を持っていただいて、説明をされていた先生方は全く休む間もないほどでした。

この取り組みでは、暴力行為の減少、新規不登校生徒数の減少、子どもたちの自己肯定感の向上などが見られいます。「子どもの良さを認める指導」は、子どもたちの行動改善のために行う教育上の総合的なアプローチです。PBISだけの取り組みではなく、PBISがより効果的に働くための仕組みや、生徒同士、生徒と教師、生徒と保護者の関係性をより向上させるための取り組み、生徒が適切な行動を考え、適切な行動を学ぶ取り組みなどが含まれています。また、最終的には、大人に言われるのではなく、子どもたちが適切な行動を自分たちで判断してできるような指導上の工夫をしています。

野村中学校の実践内容の詳細はこちらをご覧ください。

一緒に野村中学校の発表に関わっていただいた、国際武道大学 長島章先生(過去に公立中学校でのSWPBSの実践経験がある)が、「大学クラブにおけるPBISの実践報告」のポスター発表をしましたので合わせてご紹介します。この実践では、ラグビー部が大切にする「価値観」と、その「価値観」にあてはまる適切で具体的な行動(大学生として適切な行動)を学生たちが考案しました。学生たちにその行動が見られたら監督やコーチが言葉による強化を行うもので、TILAの「認める指導」の方法と同様のやり方をしています。その適切な行動(標的行動)の中のひとつに「授業に出席する」があります。今回の実践では学生たちの欠席率が大幅に減少しています。また、ここではデータをお示ししていませんが、ラグビー部が大切にする「価値観」を自我関与して作成した2・3・4年生と今年度入学して「価値観」の作成に自我関与していない1年生の授業欠席率には、大きな違いが出ていました。1年生は入学後に欠席率が上昇しますが、2・3・4年生の欠席率は低いままでした。取り組むことに子どもが自我関与することは、いかに大切であるかがわかります。そして、この発表では、石黒が考案したA/N分析表を使っていただいて、その結果をテキストマイニングしています。

令和6年度金沢市立野田中学校 公開研究発表会 最終案内

金沢市立野田中学校で問いを創る授業の研究発表会があります。ぜひご参加ください。

研究主題
自ら考え、学びを深化させる指導方法の工夫
~子どもの疑問を大切にし、問い続ける力の育成をめざして~

1 期 日 令和6年11月1日(金)
2 会 場 金沢市立野田中学校 〒921-8111 金沢市若草町1-23
TEL (076) 241-5191 FAX (076) 241-5192

URL: https://www14.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=1720004

詳細は以下の最終案内を御覧ください。