Brief Meeting(BM)は、TILA教育研究所のメンバーが、佐藤節子氏が行っていた「解決志向のホワイトボード教育相談」(佐藤,2012年)の研修会を受けたことがきっかけで生まれました。「解決志向のホワイトボード教育相談」は大変斬新な教育相談の手法です。「犯人探しをしない」、「原因に終わらない」、「現実に私たちができることを決める」など、解決志向の考え方で、ホワイトボードを用いたファシリテーションの理論と手法を生かした教育相談です。
TILA教育研究所で行っている研究は、ミルトン・H・エリクソン博士の治療実践を元とするブリーフセラピーに大きな影響を受けています。「解決志向のホワイトボード教育相談」にさらにブリーフセラピーの考え方や技法を取り入れ、再構成することで、汎用型の会議方法へと改変しました。
学校では、様々な課題が山積みになっています。いじめ、不登校や発達に課題のある児童生徒への支援、授業中の立ち歩き、暴力行為、学級崩壊…と、挙げればきりがありません。そして、それらの課題の多くが、膠着状態となり解決への道筋が見えなくなっているのではないでしょうか。このようなとき解決策を求めて事例検討会を行うと、話が堂々巡りとなり、これといった解決策が出て来ずに、最後は「それでは、しばらく様子をみましょう。」などという結論になることがあります。あなたにはそんな経験がありませんか?
私たちTILA教育研究所では、今までに各地で数多く「ブリーフミーティング」(以下BM)の研修会を実施してきました。研修会では、研修に参加された先生に事例を提供していただいて、研修と実際の課題解決を兼ねてBMを行ってきました。また、TILA教育研究所のメンバーが、スーパーバイザーとして学校に伺い、現場の先生と一緒にBMを実施し、問題解決に当たってきました。今までに行った数多くのBMの全てが、30分で終わっています。そして、ただ終わっているだけでなく、提供された事例の解決に役立つ、「次なる一手」を生み出しているのです。もちろん、30分の会議で全てのことが解決できることはなかなか難しいものです。しかし、物事が膠着した状態で、どうしたら良いかわからなくなっているとき、BMは、「次なる一手」を生み出してくれるのです。

以下に、高知市教育研究所 教育支援センター通信 『みらい』に紹介された、保護者を対象にしたBMの実践例をご紹介します。
