高知市で不登校担当教員として活躍された先生とブリーフミーティングとの出会い、そして不登校支援への想い

コラム  「誰一人、見捨てない」 ~すべての子どもに学びの場を~
 
 「すべての子どもたちの学びを保証する」前任校で取り組んだ教師として一番重きをおくべきことだと思います。
 研究指定を受けてから、自分にとってこのことがさらに深まり、先生方と共有できた良い期間になりました。
 不登校生徒への支援は、なかなか結果の出ない長期的な取組になることが多く、支援会においても答えの出ない会になることが多いと感じていました。
 何とかこの会をさらに充実させ、具体的な支援策が提案できる会にならないかと思っていると、当時教頭先生として勤務されていた吉本先生が提案した「ブリーフミーティング」が解決策となりました。
 この会議は「誰が」「いつから」「どのようなことを」「いつまでするのか」が明確になり、その結果どのような変化が起きたか、起きなかったのか、次どうするのかが短時間で行えるものです。
 この「ブリーフミーティング」を活用するようになり、不登校支援だけではなく、生徒指導でも活用することができ、担任や学年からは大好評でした。この会を通じて思ったことは、不登校支援はとにかく「動きを止めない」ことだと分かりました。どのような形であれ、教師側がアプローチを続けること。そして、どんな形でも登校できたことに対して、「よく来てくれたね」と言える組織を作ることが不登校支援の根幹であると感じました。
 現在は、立場は全く違うが、「動きを止めないこと」というのは活きています。 今後、現場に戻ったら、指定を受けて学ばせてもらったことを存分に活かし、「誰一人見捨てない」すべての生徒に学びの場を提供できるように努めていきたいと思います。
 最後に、この指定を受けるにあたり、支えてくださった、全ての先生方に感謝し、今後も「誰一人見捨てない」という観点での取り組みが行われることを祈っています。

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